「猫は飼い主を認識するのか?」という東大の研究結果が記憶に新しいところですが、今度はニュージーランド、リンカーン大学のダニエル・ミルズ教授が「猫は飼い主にどのような愛情を示すのか?」という実証実験結果を発表しました。
飼い主と知らない人が同室にいて、飼い主が部屋を出たらどんな反応をするのか?
ミルズ教授、「人間の赤ちゃん」と「犬」を比較対象として実験を実施。人間の赤ちゃんの場合、知らない人が遊んでくれても、お母さんが出て行くと、一生懸命お母さんを探します。そしてお母さんが部屋に戻ってくると走り寄って抱きつきます。まぁ、大体想像通りですね。
犬の場合
犬の場合、人間の赤ちゃんに近い結果に。
ではお待ちかね、猫の検証結果です。
猫の場合
大方の予想通りかと思いますが。(笑)猫は飼い主が出ていっても気に留めないという結果でした。ミルズ教授、20匹の猫で実験したそうですがどの子も同じ結果だったそうです。
実験の猫は、最初から知らない人に懐くという、珍しい子だったので顕著でしたが、多かれ少なかれ、猫はこんな感じです。
東大の実験で「猫は飼い主を認識している」と実証されたように、いざ飼い主がいなくなるとナーナー鳴くんです。あまりに帰りが遅いと「嫌がらせ」にオシッコを壁にひっかける「スプレー」をしたり、花瓶を落としてみたりする子もいます。ウチの子たちもそうですが、人間が帰ってくると「お帰りー!」をしてくれる猫もいますし、そのお帰りが「知らない人」だった時にフリーズして一目散に逃げ出す、ということもあります。
猫飼いなら体感していると思いますが、猫の愛情表現は犬や人間の規範とは違い、「空気を読む能力」の高い独自の表現方法で表している気がします。
こうやって実証実験してみると明らかな違いが出て面白いですね。
でも実験に出て来た猫、恐らくオスでしょうね。(笑)