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首根っこを、つまむだけ
ただそれだけ。この方法、昔から良く知られているネコを大人しくさせる方法です。動画では痛そうなクリップを使っていましたが、私の経験ではこんなに挟む力が強いものは必要なくて、髪留めでOK。こういうヤツ。
これで首のところを挟んであげるだけで、あーら不思議、大人しくなっちゃうんです。
その原理は、赤ちゃんを思い出すから
この話しをすると「痛そうで可哀想!」と言われるのですが…、ネコはそんなに痛くないのです。
親ネコが仔ネコを運ぶとき、上の写真のように首根っこを咥えて運びます。ネコの首根っこは、こうやって運ばれるので首の皮にかなり余裕があり、お母さんにシッカリ咬まれて運ばれても痛くないようになっています。つまりネコの首根っこは咬まれても大丈夫なようになっているのです。
更に、お母さんが首根っこを咥えて運ぶとき、仔ネコが暴れると危ないですよね?なのでネコは、この首根っこを咥えられると「あ、運ばれるのね」と理解して、DNAレベルで大人しくなるようになっているのではないか?と思うのです。
爪切りは何故、必要なのか?
爪はネコにとって、メインの武器です。戦うときは、敵を爪でひっかくのが彼らのファースト・チョイスになります。踏ん張ってジャンプするときや、走るときにも鋭い爪は役に立ちます。なのでノラネコたちにとっては生きて行く上で非常に重要な役割を担っています。
しかし屋内飼いのネコには、それほど鋭利な爪は必要ありません。ネコは爪が伸びてくるとムズムズするため、爪とぎをします。爪とぎダンボールを用意してあげてそこでしてくれれば良いですが、壁や家具にして傷つけられるということは良くあります。また爪が伸びて鋭利だと、もし複頭飼いしていた場合、他のネコを傷つけてしまったり、人間が引っ掻かれて怪我をする可能性が高くなります。なので、定期的に爪切りをしてあげるのは、人間とネコ、お互いにとって良いことなのです。
「ネコの爪の切り方」自体は、色々なところで紹介されているのでココでは詳しくお伝えしませんが、上の写真のように透明な部分を爪切りで切ってあげるのが良いです。深爪しちゃうと血が出て来て、嫌がる子に育っちゃうので要注意。
ネコが爪切りを嫌がる理由
まぁ、大抵嫌がりますよね。爪を出すために肉球を押しますが、まずこれが嫌い。出された状態で「パチッ!」って切られるのも嫌い。爪切りに慣れない人間がおっかなびっくり切るその「空気感」が嫌い。
ネコは「不快だ!」と感じると嫌がります。
中には大人しく切られている子もいますが、そういう子はシッカリした飼い主が小さいときからシッカリと飼育している賜物。大抵は嫌がられるので「寝ているときに」やる人が多いです。
「首根っこ作戦」は最終手段
ただし、首根っこをつかんで大人しくする方法で爪切りをするのは最終手段だと思ってください。何故なら爪切りが嫌いな子に育ってしまう可能性が高いから。本当は首根っこをつかまなくても、大人しく爪切りをさせてくれる子に育てる方がストレスにならなくて良いですよ。