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2012年5月3日

猫が上下左右に動ける工夫を。

 

好きな時に眠り、ご飯を食べ、遊ぶ。猫は自由奔放ですよね。そんな猫を「家の中に閉じ込めておくのは可哀想。」と思う人も多いことでしょう。

飼い猫が元ノラ猫だった場合は尚のことだと思います。外猫にするリスクが多いことは前回のブログでお伝えした通りです。ノラ猫を保護する、ペットショップから購入する、どういった場合でも「飼おう。」と決心したと言うことは、「その子の一生を面倒見る。」と決心したことと同義語だと思うのです。病気になることもあれば、悪さをすることもある、という生き物であれば「当然」あることを認識する必要があると思うのです。また、その子の生涯に掛かる費用は平均で¥150万とも言われています。

飼い猫を家の中に留めておくことは、外に出すより、その猫にとっても、人間にとっても、外猫に較べてメリットが大きいのです。Gatos Aptでは、家猫(内猫)にすることを入居の条件の一つにしています。その代わり、なるべく猫にストレスが溜まらないような工夫を施しています。


キャットウォークの設置
猫は、一般的に3次元の動きを好む生き物と言われています。(例外は多々ありますね。)
廊下などの平面を走り回ることに加え、上下の動きを好みます。Gatos Aptでは、造り付けで上下に動けるよう、随所にキャットウォークが設置してあり、必然的に運動量が増えます。


例えば猫が複頭いた場合、上下に動ける導線があれば、猫同士の遊び、時には喧嘩の時、そのバリエーションが飛躍的に上がります。またGatos Apt Room Bでは、外を見ることが好きな猫の為に、キャットウォークの一番高い所が窓になっており、そこから外を眺めることができるようになっています。

猫にも人にも快適な広さ


これまで猫を飼ってきた経験と、家猫オンリーにする以上、はりある程度の広さは必要だと思っていました。
Gatos Aptは、一部屋約35平米と、一般的なワンルームより広めに造ってあるのはこの為です。


なんだかんだ言って、猫も外の空気を感じることができるよう広めのバルコニーを設置しています。個体差はありますが、運動神経バツグンな猫が容易に脱出できないよう2mの木製柵を縦に並べて設置しました。柵を横にしてしまうと、スキマに爪をひっかけて登ってしまうのを防ぐためです。

ネコトイレへのアクセス


生き物である以上、当然ながら排泄をします。マンションで飼っているお宅を拝見すると、リビングやベッドルームにネコトイレを設置している方が多いと思います。掃除や匂いの事を考えると、洗面所に設置するのがベストと考え、Gatos Aptではトイレと脱衣所を同じ場所に設置し、一般的なネコトイレを2つ設置できるように設計しました。最近は、猫砂もそのままトイレに流せるタイプが発売されており、同一導線で、トイレに流すことができます。一般的な賃貸で洗面所やトイレにネコトイレを設置しない/できない理由は、「置く場所が物理的にない。」ということに加え、「扉を開けっ放しにしておかなければならない。」ということが主な理由かと思います。Gatos Aptは、猫が好きな時にトイレに行けるよう、いちいち人間が扉を開けてあげなくても良いように、洗面所にネコ扉を設置しました。これにより、リビングにトイレを置かなくても、夜中に扉を開けてあげなくても、匂いを気にしないで済むようになっています。

脱出防止用トビラ
好奇心一杯の猫は、外の世界に興味津々です。スキさえあれば脱出を試みるものです。一番多いのが、宅急便屋さんが来たときや、外出や帰宅した際、ドアを開けたときに脱出してしまうことです。これを防止するため、Gatos Aptには脱出防止扉が設置してあります。猫が簡単に開けられない重さにしてあり、ドアノブもあえて丸いものを採用し、自分で開けられない工夫がしてあります。(でも、最近大きくなった男の子は開けられるようになったそうです。笑)


小さい時から、家の中だけで飼われている猫はなおさらのこと、猫は部屋の広さに順応するそうです。人間が思っているほど窮屈な思いをしていないかもしれません。とは言え、こうして上下左右に動ける導線を設けてあげると猫にとっても、人間の心理にとっても良いことだとGatos Aptは考えます。




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ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」
 
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