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2013年8月15日

家賃をクレジットカード払いにしよう

 

















前回のエントリーで「クレカ使うと得だよね。」という事をお伝えしましたが、今回は賃貸物件でクレジットカード払いができるようするにはどうすれば良いかをお伝えします。

面倒に思う事「毎月の家賃の支払い」


家賃の支払い、一般的には銀行振込が一番多い方法だと思います。稀に直接、大家さんへ現金払い、という方法もありますが、最近増えてきているのがクレジットカードによる支払いです。クレカの支払いと言っても、銀行振込のように毎回手続きをするのではなく、自動振替による支払いです。一度、手続きをしてしまえば後は面倒な入金作業をする必要がなくなり、うっかり振り込むのを忘れるミスも防ぐことができます。
銀行振込にも自動振込ができますが、これをクレジットカード経由にすると入居者さんにとって、メリットが発生します。

家賃分のポイントが溜まる


何万円もする家賃を銀行で入金すると、入居者さんは振込手数料を負担しなければなりません。もしカードで払えれば、その分のポイントを貯めることができます。年間の利用料で考えれば相当なポイント数です。そして入居者さんは振込手数料もかからなくなるので、良いことばかりなのです。


なぜクレジットカード払いが流行らないのか?


私が考える、クレカ払いが一般化しない理由はコレです。

  • クレジットカード払いを許容する管理会社が少ない
  • 自主管理だが、カード払いできる業者を知らない
  • 回収代行手数料を負担しなければならない

まず家賃の回収を管理会社へ委託している場合、その会社がカード払いに対応していなければ当然のことながら利用することができません。そして多くの管理会社がカード払いの採用を嫌がります。理由は単純で、採算がとれないからです。カードを利用するには管理会社がカード会社へ回収業務を委託することになり、手数料を取られます。
それでは自主管理物件だった場合はどうでしょう。残念なことに個人事業主や小規模大家向けの決済システムを提供している会社は、ほとんどありません。ところが最近、対応してくれる業者を見つけました。HUBeesという会社です。


当然のことながら、回収代行手数料をこの会社へ支払わなければなりません。そうすると大家の心理からすると「いままで銀行振込でお願いしてたのだから、余計な手数料を払ってまでカード払いにするメリットがない。」と考えることでしょう。はい、その通りです。笑 Gatos Aptでは、銀行振込をしていた入居者さんの支払いをカード払いに切り替えようと思っています。理由は簡単、カスタマー・サティスファクションのためです。

貯まったポイントは年間5万円!


私が以前に入居していた賃貸が、このカード払いによる支払いを行っていました。上の会社の形態とはちょっと違い、管理会社が指定するカード会社、オリコで新規にカードを作成し、そのカードでなければ払えないという仕組みでした。そしてこのカードは年会費が発生します。思えば管理会社とカード会社のキャンペーンの一環だったのでしょう。管理会社は手数料を安く設定してもらう代わりに、カード会社は新規顧客の開拓ができ、年会費を見込めるという仕組みです。その賃貸に入居するにはこのカード払いが必須条件だったので、仕方なく入会しましたが、このお陰でポイントがすごく貯まりました。1年間で貯まったポイントは、5万円のギフトカードに換わりました。年末はこのギフトカードを握りしめてデパートへ行き、パーッと使うのが恒例となっていました。ところが3年ほどでオリコから通達が来ました。「来月から家賃分はポイント対象外となります。」と。敢え無く年末の散財行事ができなくなり、残念に思ったことを記憶しています。これだけではありませんが、その賃貸を出るきっかけになってしまったことは確かです。
これが逆だった場合はどうでしょう。これまでは銀行払いをしていたが、カード払いに切り替わったことで年末には相当な額のギフトカードに換えることができる、としたら入居者さんにとっては「嬉しい」ことなはずです。これがきっかけで退去を思いとどまってくれたら、大家にとっても良いことじゃないですか?

カードを所持していると言うこと


カード払いを許容することは大家さんにも実質的なメリットがあります。
カードを持つには、カード会社の審査をパスしている必要があります。正直な所、カードを作ることは難しいことではなく普通のサラリーマンであれば、ほぼ問題なくカードを作ることができますが、もしブラックリストに載っていたら作ることができません。新規の入居希望者だった場合、カードの所有有無及びカード会社での審査が、最低限の信用調査の代わりになるのです。

全ては入居者さんのため


全国の賃貸を見ていると、「我々の仕事は部屋を提供すること。」とだけ考えている賃貸があまりに多いような気がします。「必要以上のサービスは行わない」という姿勢、とでも言いましょうか…。日本の賃貸業は、そのうち旅行業のようになるのではないかと思います。差別化を計り、お客様に楽しんでもらえる付加価値をどれだけ提供できるかを考える賃貸の時代はすぐ側まで来ています。それができない普通の賃貸は、値段で勝負する以外に道はなく、衰退の一途を辿るのは自明の理です。

入居者さんに気持ち良く住んでもらって、気持ち良く家賃を払って頂くことが大家最大の喜びではないかと考えるのです。手数料の負担くらいは「入居者さんへ還元しよう!」位の気持ちで挑まないと、入居者さんに喜んでもらえる賃貸にはならないのではないか、と考える今日この頃なのです。


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