Facebook、Twitter、YouTube、価格コム、楽天、Amazonなど、メジャーでパイの大きい「モノ」を取り扱うWebサービスは出尽くした感があります。昨今のIT業界はニッチな部分をいかに切り込んで行くか?が世界的な流れです。そんな中、建築や賃貸の部分はITの波が押し寄せていない貴重なニッチ・マーケットな気がします。マンションノートは、ニーズはあるけど誰も作らなかった分野に切り込んだWebサービスです。
店子さんの強い味方、マンションの口コミサイト
Suumo、Chintai、At Homeなど大手賃貸物件情報サイトからR-Store、東京R不動産など特色を出した小規模賃貸情報サイトまで、日本にはそれこそ星の数ほど賃貸を紹介する仲介Webサービスがあります。マンションノートは、仲介は一切行っておらず、口コミを閲覧/伝播するためのWebサービスです。不思議なことにこれまで大手企業がこの分野に参入しなかったニッチなマーケットです。でも確実にニーズはあります。例えばこんな事が分かるかもしれません。
- 雨漏りがするなど、建物に関する不具合。
- 壁が薄いから足音が響く。
- 一番近くのスーパーの品揃えや営業時間。
- 近辺の治安。
- 管理組合の評判。
- 大家さんの人柄。
実際に住んでいる、住んだ事のある人が書き込みますので、壁が薄いかどうか、ゴミ捨て場のマナーが悪いかどうかなど、近隣の商店街の情報(閉店時間が早いとか、飲食店が少ないとか、閉店が多いとか。)実際に暮らさないと分からないリアルな情報を知る事ができるので、良くも悪くも非常に役に立ちます。
食べログのマンション版だと思ってもらえると理解が早いと思います。
経済的にも時間的にも物理的にも、そう簡単に引越をすることはできないので、事前にこうした情報を知る事ができるのは大きな意味を持ちます。引越をお考えの方は、賃貸・購入に拘らず、このサイトで興味のある物件の評判を知るのも良いと思います。またご自身が過去に住まわれた賃貸の印象を口コミとして書き込むことも、次に住む方の重要な指標となりますので、ぜひ書き込みましょう。
アパマン営業マンの常套手段
ほとんどの人が、巷に溢れるアパマン会社を通じて、物件を契約していると思います。大抵の流れは、
会社来訪→紙(PC)で物件紹介→車で現地へ内覧→契約
と言う感じだと思います。車に乗せてお客を連れて行くときは大抵数件を廻ります。最初に見せる物件は、客が提示する予算に応じた、ちょっと難あり物件をわざと見せます。古かったり、駅から遠かったり、間取りが変だったり、何が「難」かは様々です。と言うより、お客の考えを経験と直感で察知し、最初に見せる物件を品定めできるかどうか、ここが営業マンの「腕の見せ所」なのでしょうね。で、本命のちょっと予算より高いけど、お客の要望にドンピシャな物件を最後に見せます。
客側は、疲れてるし、一生懸命紹介してくれる営業さんへの憐憫もあって「ちょっと高いけど、ここで良いよね!」と決めてしまう、と。
これ、昔からよくあるアパマン営業マンの常套手段なのです。
私、何度もやられました、これ。
あくまで「こういう事をする業者もある。」という話しではあります。
あくまで「こういう事をする業者もある。」という話しではあります。
こういうWebサービスが一般化し、情報の適正化が行われると、消費者側の「住んでからの後悔」が減ることになり、リサーチにかける時間の大幅な節約になります。これって、消費者側からすると、とても良い事ですよね。
大家さんも使うべき
自分のマンションのステマをどうぞ、という意味ではありません。例えば自分が所有するマンションやアパートの近隣の評判はどうか、話題になっている賃貸はどういう物件なのか、何が好評で何が不評なのか、リアルで生の声が溢れているこのサイトは大家さんにとってある意味、宝の山です。
まずはご自身の賃貸がマンションノートに登録されているかどうか、確認してみてはいかがでしょう?