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2013年11月29日

Gatos Aptを禁煙にした訳

 

Gatos Aptにはいくつかのルールがあります。

  1. 猫と一緒に住むこと
  2. 猫は3匹まで
  3. 室内飼いにすること
  4. 猫は避妊・去勢手術を施すこと
  5. 部屋に爪とぎを設置すること
  6. 禁煙(バルコニー含む)

こうやって書き出すと一杯あって、小うるさいアパートっぽいですが(苦笑)、複数の人と猫が共同で暮らすに際しての必要条件と思い、設定をしています。猫とは関係のない「禁煙」を条件としているのは案外珍しいのではないかと思いますが、今日はその理由についてお話ししたいと思います。

喫煙を巡るさまざまなトラブル


最近、マンションのバルコニーで喫煙していた住人に対し、健康を害されたと隣人を訴えた裁判で、喫煙者に損害賠償の支払いを命じたニュースが報道されました。ベランダでの喫煙に対し、 損害賠償命令が出された事例)ベランダで吸われると、煙が他の部屋に侵入してきて臭い、洗濯物や干している布団に匂いが移って不快、という原告の思いが勝った訳です。
この判決により、たとえ自分のマンションであってもバルコニーで喫煙し、隣人から訴えられた場合は敗訴することがほぼ確実となりました。

喫煙者受難の時代


「自宅でも吸えなかったら一体どこで吸えば良いんだよ!」と喫煙者は嘆く訳です。今日の日本の都市部は、歩きタバコをしていると白い目で見られるようになりました。ほんの10年前までは当たり前の光景だったのに、です。

歩きタバコができなくなり、飲食店は禁煙するところが増え、主要な駅からは喫煙場所がなくなり、公園から灰皿が撤去されました。こうして行き場を失った喫煙者の最後の砦「自宅」までもが奪われた訳です。

最近は、コンビニの前やタバコ屋の前の路上に設置してある灰皿で喫煙する人が増えました。喫煙できるドトールなどのカフェも喫煙可の場所はいつも人で一杯です。渋谷駅、ハチ公横の喫煙スペースは絶えず喫煙者が訪れます。2013年現在、場所を奪われた「良識ある」喫煙者が、どんどん少なくなる喫煙場所へ集まるようになりました。その結果、その周辺は「もの凄い悪臭」が漂う場所になってしまいました…。近いうち「路上喫煙禁止法」みたいなのが出来るのではないかと思うほどです。

スモーカー専用アパート」を作ったら、需要あるんじゃないですかね。

近隣への配慮のため全面禁煙に


タバコを巡る問題は、健康被害、匂い、火事の可能性など全て「迷惑」に起因します。
Gatos Aptは密集した住宅街に建っています。ベランダを含め禁煙にしている理由は「近隣に迷惑をかけない」為です。部屋が汚れる、火事の可能性がある、副流煙は下へ落ちるので地面に近いところで生活する猫の健康に悪い、などの理由も確かにありますが、一番の問題は「匂い」です。

猫を室内飼いする理由と、禁煙にする理由は同じ


猫を室内飼いに限定する理由と、禁煙にする理由は似ています。世の中には猫が嫌いな人がいて、ノラ猫の糞尿に悩まされている人が沢山います。同様に、世の中にはタバコが嫌いな人がいて、紫煙の匂いや吸い殻に悩まされている人が沢山います。

その頻度が「たまに」だったら、許せるのです。猫は決まったところで糞尿をする習性があるので、ノラ猫が自分の家の庭を「ここはトイレ!」と決められたら、毎日やってきて糞尿をされるはめになり、その家の住人は、匂いや処理に悩まされることになります。タバコも同じです。ニコチン中毒になるとタバコを定期的に吸います。近隣の悩んでいる人は絶え間ないタバコの匂いと飛んでくる灰にエンドレスで悩み続けなければならないのです。

だから頭に来る訳です。

密集している場所なら、なおの事です。少しでも快適に生活を送るには、不安因子を少しでも減らす必要があります。なので「禁煙」を条件に入れているのです。

たまの喫煙くらいは大目にみましょうよ


タバコは嗜好品です。好きな人の気持ちも良く分かりますし、自宅ですら吸えない理不尽さも理解できます。時折ベランダで吸う、家に招いた客人が喫煙者だったので食後の一服をする位は許容できる社会が良いなと思っています。なので禁煙が条件になってはいますが、たまの喫煙位は許容範囲です。そうしないと息が詰まっちゃいますもんね。
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